
キネマ旬報 2007年 5/1号 [雑誌]
阿部寛特集非常に良いです。最近「大帝の剣」や「アジアンタムブルー」、「トリック」などの映画や「ドラゴン桜」、「結婚できない男」などのいろんなドラマで俳優としての個性を出している
阿部寛。 彼自身の役者としての5年後、10年後がどういう個性を持った役者になるのだろうと思うと楽しみです。これからの日本映画界を背負って立つ俳優さんの一人であることは間違いないのですから。これからも映画を中心にいろんな作品での活躍を祈っています。

テルマエ・ロマエ Blu-ray通常盤
原作の面白さ、阿部さんの芝居上手はもちろんなんですが、阿部さんと上戸さんとの掛け合いが良かったです。ローマ皇帝役の市村正親さん、廷臣の宍戸開さん、北村一輝さん、現代人役の笹野高史さん・・・全てのキャストのみなさんが御自分の個性と役柄を融合させ、素晴らしい展開になった作品だと思います。

アベちゃんの喜劇 (集英社be文庫)
阿部さんの1ファンとして買った本ですが、読んでいくうちに阿部さんが『役者』という職業をどれほど大切に、誇りになさっているかを知り、
今まで軽い気持ちで阿部さんの演技を観ていた自分をはずかしく思ったほどでした。ちょうど読後にTVで放送された『trick2』を、
コメディながらも神妙に観たほどです。
俳優としても、人間としても成長を続けてこられた阿部さんの素晴らしさががヒシヒシと伝わってきます。
「本を読んだだけで・・・」と思われるかもしれませんが、一人の人間として阿部寛さんを尊敬した1冊です。
いつの日か、舞台『熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン』を観にいきたいと思いました。